ジェスモナイトはアロマストーンとして使用できますか?といったご質問を最近度々頂いています。
ジェスモナイトにアロマオイルを垂らす分には問題はありませんが、アロマストーンとしてよく使用されている素焼きや石膏のものと比較すると、オイルの吸収力やスピードには差があります。
そこで吸収力を比較するための実験を行いました。
今回試したのは石膏・AC100・シラスバルーン3%添加のAC100・AC730の4つです。
オイルを垂らす前がこちら↓
垂らした後がこちら↓
石膏は瞬時に吸収されオイルが垂れることもありませんでした。
AC100は石膏に比べるとゆっくり染みこんでいきます。
シラスバルーンを添加したものは予想に反して添加しなかったものより吸収しませんでした。
AC730はこの中では一番吸収力が低いという結果になりました。しかしまったく吸収しないわけではないようです。
(このサンプルではAC730の表面をエッチングしていないので、エッチングすることで吸収力は多少上がります)
ジェスモナイトは石膏と比較するとかなり緻密でオイルが染み込む内部の空隙が少なくなっています。したがってオイルの染みこみ速度が遅くなり、徐々に吸収されます。
より分かりやすく動画で撮影したものがこちらです。
アロマストーンとしての使用をお考えの方は、オイルが垂れにくい形状にすることをお勧めします。
またオイルの種類や色によってはオイルを垂らした部分に色が残る場合がありますのでご注意ください。
テストで使用したサンプル板が完全乾燥した1週間後の様子がこちらです。この実験結果では石膏・AC100のものがオイル跡があまり目立たず、シラスバルーン3%添加AC100・AC730は比較的染みの跡が目立ちます。
アロマオイル・エッセンシャルオイル(精油)は種類により成分が異なりますので、オイル成分との相性によってはジェスモナイトの表面劣化が早くなる可能性も考えられます。個別オイルとの相性についてはユーザさまご自身でテスト・ご確認をお願いいたします。今回の実験で使用したのはオレンジ・スイート Citrus Cinensisという精油です。
また、こちらは木屑をジェスモナイトAC100で固めたものにアロマオイルを垂らしています。↓
木屑が露出している部分に染み込ませることでオイル垂れを防止しながらアロマディフューザーとしての機能を発揮します。
このようにアイデア次第でいろいろなことが出来そうですね!
ジェスモナイトで新しい創作活動を楽しんでください。
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