ジェスモナイトの上に油性塗装(溶剤系)はできますか?


はい、油性塗装も可能です。
ラッカー塗料、ウレタン塗料など油性(溶剤)塗料について、弊社テストにおいては下地のジェスモナイトとの食いつきも良好で問題なく塗装できています。水性アクリル塗装ももちろん可能です。

ラッカー・ウレタンなどの油性塗装を行う場合は、ジェスモナイトの水分を十分に乾燥(目安48h)させてから塗装してください。成型直後のジェスモナイトは内部に多くの水分を含むため、塗装不良が起きる可能性があります。

※多数ユーザさまからも油性塗料にて問題なく塗装できたケースをご報告いただいていますが、ジェスモナイトに限らずあらゆる塗装に言える事ですが、塗料種類、塗膜の厚さや作業環境などの諸条件により塗装不良が起きるケースはゼロではありませんので、必ず個別にテストを行ってください。

油性塗装の作品例

初芝立命館中学校エントランステーブル (ウレタン塗装) – 制作: 原田左官工業
https://jesmonite.jp/workshop/hatsushiba-jesmonite-terrazzo/#install

詩歌「大岡信賞」トロフィー – 制作: 花田康史
https://www.instagram.com/p/Ca9iIUevt2y/

アートパネル “Indigo Tile” – 制作: Addict Inc.
https://jesmonite.jp/artwork_jp/addict-indigo-tile/

AXEL ARIGATOのディスプレイ – 制作: Bucktron Studio
https://www.instagram.com/p/CIF6EFJDFJ3/

補足:
水性の絵の具などで上から絵を描きたい場合には、ジェスモナイトは紙や石膏ほどの吸水性がなく、部分的には水をはじくところもあるため、絵の具がうまく乗らないケースはあります。その場合はジェッソなどの下地材を塗布するなどして対応してください。