Jesmonite種類: AC100,
混ぜたもの: マイクロバルーン・四軸ガラス繊維・サーフェイスマット
ジェスモナイトAC100にマイクロバルーンを混ぜて使う実験をご紹介します。
マイクロバルーンについての詳しい説明は前回の記事「マイクロバルーン(ヴィーナス編)」に書いてあるのでそちらも併せてご覧ください。
https://jesmonite-jp-lab.com/wp-admin/post.php?post=4851&action=edit
(※マイクロバルーンは危険物ではありませんが、粉塵が舞いやすいため吸い込まないよう防塵マスクなどの適切な身体保護具を使用してください。)
実験画像&動画とともに使用方法をご紹介していきます
今回はまずプラスチックの薄板で、適当にアーチの形を作っています。
ジェスモナイトAC100をプラスチック板の上に塗り、さらにQUADAXIAL FABRIC(四軸ガラス繊維)×2枚をジェスモナイトAC100で貼り込んで、強度のある下地をつくります。↓
土台が出来上がったら、その上にパテを盛り上げていきます。
ジェスモナイトパテの配合例
まずはAC100の通常配合である、1:2.5でリキッドとベースを混ぜ合わせます。リキッドの割合を多めにしてもOKです。
そこにマイクロバルーンを加えて混ぜていきます。
マイクロバルーンの添加量は、総重量の3~5%程度が目安です。
ジェスモナイトパテの塗布
マイクロバルーンを加えたAC100をヘラで塗っていきます。
この作業例では、AC100 490g にマイクロバルーン19g(約4%)を添加した状態です。
そのままテクスチャを残しても良いですが、ここではなめらかな形状にしたいため、プラスチックのシートを使って表面をフラットに整えます。
※ジェスモナイト+ジェスモナイトの二次接着性について
ジェスモナイトの上からジェスモナイトを塗布する際、小さいものであれば問題なく接着しますが、広い面積への塗布、パテの薄塗りなど、シビアな接着性が求められるケースでは剥離リスクについて考慮してください。
対策:
・下地側のジェスモナイトが完全乾燥する前の半乾きの状態で次層を塗布する方が接着性がよくなります。あまり時間を空けすぎずに塗布することを推奨します。
・完全に硬化した状態のジェスモナイトの上にジェスモナイトを塗布する場合は、下地側のジェスモナイトに荒い番手でサンドペーパーをかけて足付けをするなど、物理的に食いつきがよくなるように下地を加工してください。
ジェスモナイトパテの削り
20分ほどでジェスモナイトが固まったあと、完全硬化まで24~48時間ほど必要ですが、完全硬化を待たずに、硬化後1時間程すれば削り作業は可能です。
こちらは電動サンダーでサンディングしてる様子です。
かなりサクサクと削ることができます!
電動工具がなくても、マイクロバルーン入りAC100なら手作業でも楽に削れます。
また、彫刻刀などの刃物での造形も可能です。
マイクロバルーンとAC100を組み合わせることで硬化後の加工の可能性が広がります🌟
ぜひお試しください♪
このサンプルに関連する素材
マイクロバルーン: https://jesmonite.official.ec/items/82661012
AC100: https://jesmonite.official.ec/items/4543012
QUADAXIAL FABRIC 1sq.m (四軸ガラス繊維 1平方m)For AC100/200: https://jesmonite.official.ec/items/7861932