手びねりの植木鉢/hand-building pot

Jesmonite種類: AC100,

混ぜたもの: ミルコン/硬化遅延剤/ピグメント


AC100にミルコンを混ぜて粘土のようにジェスモナイトを使用する実験をしました。

今回はこちらの小さな植木鉢(H50×D105×W105mm)の作り方をご紹介します。

使用した材料

・ジェスモナイトAC100:400g
・ミルコン:30g (全体の6%目安)
・ジェスモナイト硬化遅延剤:4g (全体の1%目安)
・ピグメント適量
・水

使用した道具

・電動ドリル + ミキシングブレードMINI
・紙コップ
・クリアファイル
・ヘラ
・ゴム手袋
・穴あけドリル(木工用)
・アクリリックシーラー

制作工程

1.紙コップにミルコンの分量(15g)を量っておきます。

2.別の紙コップにAC100(200g)を混ぜ合わせ、硬化遅延剤とピグメントも添加しよく混ぜておきます。

(オレンジと薄紫の2色で作ったので、それぞれ色別に紙コップを分けて作っています。写真にはオレンジしか写っていませんが、薄紫色も別で準備しています。)

3.AC100の容器に少しずつ1のミルコンを加えて練り、粘土状にしていきます。(一気に全量入れると混ざりにくいです)

4.ある程度塊になってきたらクリアファイルの上に出し、ゴム手袋をしてよく練り合わせます。練ってみてダレてくる場合には、さらにミルコンを追加します。
硬化遅延剤を入れているので、約40分を目安に完成させていきます。

 

5.底の面から順番に積み上げていきます。この時パサパサしている場合や表面にヒビが入ってしまう場合は、少量の水を加える、表面を水で濡らしてこするなどして調節します。

※水を加えすぎると出来上がった際に強度が落ちたりヒビが入ってしまうので注意して下さい。

別の紙コップに作っておいた薄紫色をさらに上に積み上げていきます。

実際にやってみた感触としては、手びねりで大きいサイズや高さのあるものを作るのは結構難しいなと思いました。チャレンジされる方はまずこのくらいのサイズ(H50×D105×W105mm)からスタートすることをお勧めします☆

6.完成したら数時間おいて固まるまで待ちます。

紙粘土や石粉粘度と違い分厚い部分の内部がいつまでも乾いてないといった問題が起こらないのが良いですね。

7.今回は植木鉢として使いたいので底面にドリルで穴を開けます。

8.今回はコーティングにアクリリックシーラーを2回塗りました。塗装することで水が染みにくくなり植木鉢としての耐久性が上がります。

完璧な防水にしたい場合はステインプルコートのような2液性のコーティング剤の使用をおすすめします。

コーティングはしなくても使用できます。

その場合、素焼きの植木鉢のように水が染み込んだ部分は色が変わります。乾くとまた元に戻ります。(↓写真)

 

8.土を入れて植物を植えたら完成です✨

※植木鉢としての耐久性は現在実験中なのではっきりとしたデータはまだわかっておりません。
今後の経過観察についても改めてご報告したいと思います。

是非自分だけの鉢植えを作ってみてください♪

このサンプルに関連する素材

ミルコン: https://jesmonite.official.ec/items/64535274

ジェスモナイトAC100 3.5kgセット: https://jesmonite.official.ec/items/4540143

AC RETARDER(遅延剤): https://jesmonite.official.ec/items/4541897