AC100とAC200の最も大きな違いは切削性です。
AC200は試作やマスターモデル用に削りやすくなっています。AC100にくらべて表面が柔らかく多少粘りがあるため、彫刻刀やデザインナイフなどで細かい彫刻を施したいケースにとても適しています。またCNC切削にも向いています。
ただしAC200はAC100に比べて耐久性が劣るため、最終造形物としての使用や屋外設置には推奨していません。
AC100とAC200の比較
同じシリコン型に通常通りAC100とAC200を流し込み、硬化させたものです。
▼AC100
▼AC200
AC200の方がベースの混合比が小さいので、AC100の混合液とくらべて緩く感じますが、どちらも型の再現性は高く、見た目に大きな違いはありません。
次は、成形物を彫刻刀で削ってみます。
▼AC100
▼AC200
AC200の方がサクサクと気持ちよく削れます♪削りかすを見ても一目瞭然ですね。
この切削性の高さのために、AC200は傷や汚れが付きやすくなっています。用途に応じて使い分けてみてください。
AC100とAC200の比較表
Tips:
ジェスモナイトAC100とAC200は、どちらもBASE(粉)は同じ材料を使用していて、リキッドだけが異なります。
AC100とAC200のリキッドを好みの配合でミックスして使用することも可能です。
混ぜる割合にもよりますが、切削性はAC100とAC200の中間の性質になります。
自由にアレンジして使ってみてくださいね♪