灰皿・パロサント皿として使用できますか?


Q. ジェスモナイトは、灰皿やパロサントの受け皿に使用できますか?

A. 直火が当たるデザインでなければOKです

ジェスモナイトは直火が当たる設計をしていないため、100度以下の環境でのご使用をお勧めいたします。
灰皿・パロサント皿として使用する際も、その点にご注意ください。

例えば灰皿の場合ですと、タバコの先端の火は一般的に約 700 度~800 度あると言われており、ジェスモナイトにそのまま押し当てると焦げや変形の可能性があります。

今回はコーティングの有りなしで火に当たった時の結果を比べてみます。

 

灰皿 ・コーティングあり

耐熱かつクリアのコーティング剤となると、160度までのものが一般的です。

こちらのコーティングを塗布し、灰皿として使用してみます。

▼AC100に160度耐熱のクリアコーティングを3重に塗布し、乾燥させた灰皿です。

数回タバコの火を押し付けて消したのち、洗い流したあとの状態です。写真の通り焦げ跡とトレーの表面が一体化しています。


もちろん焦げ跡・劣化が増えることを良しとして使用されるなら問題ありませんが、継続使用した上でコーティングが剥がれてしまえばジェスモナイトに直接火を押し当てる形になります。
安全のためにも、火が接触する部分は別素材に置き換えるなど、工夫をしていただくことをお勧めします。

 

パロサントの受け皿 ・コーティングあり

パロサントの受け皿として使用する場合は直接置くと燃焼部分が長時間ジェスモナイトに当たる形となりお勧めできません。

下の写真のようにそのまま置かれるのではなく、砂や石等でワンクッション挟み、受け皿としてご利用いただくほうが安全です。

▼コーティングなしのジェスモナイトAC100に直接パロサントを置いた様子

※写真に映っている白い線のような傷は石を置いた際についたものです。

こちらはコーティングなしのジェスモナイトAC100に直接火が触れるようパロサントで実験してみました。

写真の通り黒い焦げ跡がついてしまいました。(拭き取ったり擦っても落ちません)

 

このように、コーティングの有りなしに関係なく、灰や焼け跡で少しずつ劣化が生じます。
ジェスモナイト性の成形物を使用する際は、継続的に火が触れてしまう設計は避けていただくようお願いいたします。

ぜひ、安全とデザイン性を兼ね備えたステキな作品が生まれればと思います♪