Leaf reproductions / 葉の複製

Jesmonite種類: AC100,

混ぜたもの: サーフェイスマット


今回はAC100とサーフェイスマットを使って、葉を複製する実験を行いました。

ジェスモナイトは薄いと強度があまり出ず、割れやすくなりますがサーフェイスマットを使うことで、薄く、強度のある表現が可能です。
サーフェイスマットは四軸のガラス繊維と比べて強度は劣るものの、とても軽く、扱いやすい素材です◎

今回は、薄く軽いものをそのまま複製する実験として、葉っぱに直接張り込みをしてみました!

※サーフェイスマットはガラス繊維です。

皮膚に付着するとチクチクとした痛みやかゆみが起こる危険性があります。作業時は必ず手袋を着用してください。衣類への付着も注意が必要です。

チクチクが苦手な方、環境的にガラス繊維が心配な方は使用をおすすめしません。

性能や厚みは違いますが、天然の麻100%でできた「ラミー麻繊維」も販売しています。

こちらは全くチクチクせず非常に快適に作業が可能です。用途や環境に応じて、適材適所で材料を選択・ご使用ください。

ラミー麻繊維
https://jesmonite.official.ec/items/87874835

 

 

まず複製したい葉を用意し、表面の汚れを軽く拭き取ります。(新しくハリのある葉を使用しました)

サーフェイスマットは葉の大きさに合わせてカットしておきます。今回は1枚の葉に対して2枚サーフェイスマットを重ねます。

 

葉の表面にジェスモナイトAC100を薄く刷毛で塗っていきます。

 

その上にサーフェイスマットを1枚置き、上からAC100を再度刷毛で塗布していきます。

▲サーフェイスマット1枚+AC100塗布後の様子です。

ジェスモナイトを染み込ませると軟化して凹凸に沿って密着しています。

さらにもう一枚サーフェイスマットを置き、上からAC100を塗布していきます。

二枚目塗布の様子です。

2枚重ねで塗布が終わったら、そのままジェスモナイトが硬化するのを待ちます。

写真以外にもさまざまな葉に同じようにサーフェイスマット2枚にAC100を塗布して硬化を待ちます。

 

硬化したら、葉っぱの部分をはがしていきます。

(葉の部分に離型剤などは塗っていません)

とてもきれいにはがすことが出来ました!

はみ出したガラス繊維をハサミでカットして葉っぱの形に揃えます。

細かな葉脈の部分まで綺麗に複製できています!

 

そして、約13cmの葉を複製した重さは約6gほどでした!とても軽く、そして強い仕上がりです。

 

 

とても薄くできているので、透け感があり、光を通します。

光りに当てると、より一層葉脈の細かさを確認でき、とても美しいです。

 

Point
葉は張りがあってすこし厚みのあるものがおすすめです。

薄い葉や表面に細かな毛やトゲがみられる葉にジェスモナイトを塗ると食いついてしまい、はがせなくなってしまいます。

最初に葉にAC100を塗るときに刷毛で茎や葉脈までしっかりと塗ることで気泡が入らず、綺麗な仕上がりになります。

 

▼失敗例
やわらかく、表面に細かな毛が生えている葉に同じように塗布してみたところ、葉の部分がはがせなくなってしまいました。

Arrange

同じように塗布する段階で、ジェスモナイトに色を着けてみました。

着色や塗装でさらに表現の幅が広がりそうですね!

ぜひぜひ皆さんの制作にお役立てください♪

 

 

 

このサンプルに関連する素材

ジェスモナイトAC100 3.5kgセット: https://jesmonite.official.ec/items/4540143

サーフェイスマット 1㎡: https://jesmonite.official.ec/items/87872097