各種コーティング剤には、どのような差がありますか?


オンラインショップでは、AC100 / AC730それぞれに専用の水性コーティング剤を販売しています(※一部共通あり)。

強い保護力が必要であったり、薄く塗布できることが必要であったり……求めるものは作品によって様々かと思います。
今回は、取り扱っているコーティング剤の特徴を紹介していきます🌼

Jesmonite Acrylic Sealer (AC100用)

アクリリックシーラーには、通常タイプ(艶消し)グロス(艶あり)の2種があります。
傷・汚れによる劣化を防ぎ、外展示に使用できる耐候性をジェスモナイト付与する、アクリル系の水性コーティング剤です。

どちらもコーティング剤の性質としては同等ですが、グロスは塗布すると艶のある仕上がりとなります。

たっぷり塗って保護力を上げる方法もあれば、少量の水で薄めて仕上がりをナチュラルにすることもできます。刷毛やウエスでの塗布が扱いやすいかと思います。

アクリリックシーラーのグロスに関しては、刷毛跡を付けないように、コーティング液に何度もディップして塗布する方法もできますよ♪
詳しくはこちらの記事をご確認下さい。
アクリリックシーラー(グロス)の刷毛跡をなくすことはできますか?


AQSコート セミマットクリア(AC100用)

アクリリックシーラーの代替として類似性能を発揮するコーティング剤。
こちらはセミマットのみの販売となります。
アクリリックシーラー同様、表面の保護や対候性のある、シリコン系の水性コーティング剤です。

FLEXIGUARD SEALER(AC730用)

こちらのフレキシガードシーラーは、AC730専用の水性コーティング剤。
耐汚性、耐紫外線性、そして撥水性があるためセルフクリーニング効果があります。外壁などのコーティングに用いられることもあります。
塗布感が無いので、テクスチャをそのままに仕上げてくれるのが良いポイントです。


フレキシガードシーラーの撥水に関する記事はこちら

ステインプルーフコート(AC100/200/730 共通)

ジェスモナイトAC100/200/730に共通して使用できるステインプルーフコート。
種類はマットグロスがあります。

取扱商品の中で唯一、主剤と硬化剤の2材で販売されています。

耐水性・耐薬品性も高く、コーティングが完了して完全硬化後は、アルコールスプレーで表面を拭くこともできます。そのため飲食店の天板部分等のコーティングにもおすすめです。
また花器などの、長時間水に触れる物への使用もおすすめです。

ただこちらはAC730に使用すると、塗膜が骨材のキラキラした部分を消してしまいます。制作に合ったポイントでご使用ください。

比較すると…

オンラインショップで取り扱っている4種を比較すると、以下のような形になります。

▼比較画像 PDFはこちら
Jesmonite コーティング早見表

市販のワックス/オイルに関しては商品によって原料が様々ですので一概には言えません。ただワックス/オイル共に可燃性ですので、火を使う物への塗布などはご注意ください。引火・延焼の原因となる可能性がございます。

可燃性以外にも、どの条件を優先するかは制作物・材料によって変わってくるかと思います。
ぜひ、相性のよいものをお試しください♪